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ソル再開〜Op.29-17〜(最終回) [演奏]

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久々にソルの練習曲です。この曲はセゴビアNo.20相当。最終曲です。

調号無し。ハ長調です。フラット系ほどではないですがギターではハ長調はそれほど弾きやすくありません。弾きやすさからすれば,前々回のOp29-22よりは良さそうですが,かなり難易度は高い曲です。練習曲と言え,曲自体はソナタの第一楽章にしても良いくらいの充実した内容です。ト長調に転じた後半部分は,フーガ的な動きすら見せています。セゴビアが彼の編によるソル練習曲集の最後に持ってきたのも分かる様な曲です。

ソルの練習曲Op29-17冒頭
なかなか一朝一夕に仕上がる曲ではありません。繰り返し練習して,レパートリーにすべき曲だと思います。しっかり暗譜して,左手を確認して弾ければ演奏の安定性が上がると思います。Op29はまだ曲が何曲か続きますが,セゴビア編にならって,ソルの練習曲はここでひとまず切り上げようと思います。もちろん,ソルはギターを続ける限り,取り組み続けなければならない課題だと思います。

以下私の録音です。今回楽器は松岡を使いました。

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コメント 12

黒板六郎

ごぶさたです。
お見事な演奏です。ここまで至るのにどれくらいの時間練習されたのですか?セーハの19番ほどではないでしょうけど、なまじっかの練習ではモノにならんでしょうね。
by 黒板六郎 (2017-06-25 17:48) 

Enrique

黒板六郎さん,お久しぶりです。
19番(Op29-13)は,確かにセーハが大変で難曲とされますが,音楽的にも技術的にもこちらの方が大分上だと思います。Op29-13はOp29の曲集の先頭曲で,ソルは曲集全体のプレリュード的な感じで置いたと思います。セゴビア編はなぜかそのようなアルペジオ曲を後ろの方に持ってきていますが,それでも,こちらのOp29-17をOp29-13の後の最後の曲にしています。セゴビア編ではOp.29-23やOp.29-22と順番が逆転していますが,ソルもセゴビアもOp29-17に関しては,Op29-13よりも後の曲としています。この曲は,まじめに弾いた事が無かったのですが,一ヶ月程練習しました。
by Enrique (2017-06-25 20:52) 

アヨアン・イゴカー

少しモーツァルト風(魔笛)で、気分が明るく軽くなる曲だと思いました。
そういう雰囲気を十分に感じさせてくれる演奏を楽しませていただきました。


by アヨアン・イゴカー (2017-06-25 21:34) 

Enrique

アヨアン・イゴカーさん,お聴きいただきありがとうございます。よく音楽的な練習曲はショパンが最初なんて言われますが,32歳も年上のソルも十分音楽的な練習曲を書いていると思います。この曲の内容じたいは古典的で,ベートーベンよりもモーツァルト風でしょうか。気分が明るく軽くなるといっていただけると嬉しいですね。
by Enrique (2017-06-25 23:24) 

Ujiki.oO

素敵な演奏聞かせていただき感謝。 Oh! larga título es agradable.
by Ujiki.oO (2017-06-27 14:22) 

Enrique

Ujiki.oOさん,一曲だけですが,演奏データを入れて見ました。
by Enrique (2017-06-27 20:54) 

Ujiki.oO

> 演奏データを入れて見ました
 自動切換えで出現する例の「緑色した」FLASHプレイヤーに出遭った時、演奏中の各タイトルが右から左に流れるのですよ。 日本語の漢字も扱えて、あの「緑色した」FLASHプレイヤーは優れもの。 当然、複数の音源が連続して鳴るわけです。 非FLASHな自動切換えで機能するHTML5版を開発する時に「緑色」に負けたくなかった訳です。(大笑) 何とか、長文でも「右から左」に流したいっーーー!(笑)
 どうせ開発するのなら、HTML構文を扱えれば、リンク先へのジャンプが叶う。 ところが「緑色」のFLASHプレイヤーにHTML構文を渡せない。 ご提供中のMP3プレイヤーの複雑怪奇な内部では、FLASHへはHTML文を自動削除して渡す処理を行っています。また、未公開ですが、FLASHには渡さない特別なタグも定義しています。
 とうとう今では「緑色したFLASHプレイヤー」を超えて機能するに至りました。 「AMAZONで購入を検討する」と言うリンク・タグを入れてみることも可能ですよ。(微笑)
by Ujiki.oO (2017-06-28 11:14) 

Enrique

Ujiki.oOさん,音源や動画を上げると,「何故,もっと手間を掛けて良いものにしないのだ」というお叱りを受ける事があります。しかしながら,演奏する行為と,録音や編集作業とは全く別物でそれらを両立させる事は私には出来ません。演奏に集中すると,編集作業などが全くできなくなりますし,その逆もありです。ですので,ご厚意に甘えるだけですね。
by Enrique (2017-06-28 14:13) 

REIKO

セゴビア編ソルの練習曲、完奏お疲れ様でした!
自分がやっている楽器以外の練習曲を聴く機会があまりないので、とても楽しく聴かせていただきました。
なんというか私は「教材研究」の類が好きなんですね(笑)。

練習曲というとよく引き合いに出され、時に批判される筆頭はチェルニーの一連のピアノ練習曲ですが、彼のは鑑賞曲としての価値には目もくれず、純粋に技術の習得や向上のためだけのパッセージで曲を埋め尽くした点で徹底しており、これはこれで練習の効率を上げるためには意味あることだと思います。
彼は「そのテの練習曲」では一級品を残したのです。
一方で、音楽的に無価値な曲では真の練習にはならないという考えも昔からあり、バッハのインヴェンションやスカルラッティの鍵盤ソナタだって練習曲なわけです。
ソルの練習曲も「チェルニー型練習曲のギター版」とは全く違って聴こえました。
だからショパンの練習曲だけを特別視するのは変だと思いますね。

by REIKO (2017-06-28 16:15) 

Enrique

REIKOさん,ありがとうございます。
練習曲というのは曲のジャンルなだけで,それだけで音楽的な内容が低いとか高いとかと言う事は無いはずなんですが,世の中には「練習のための価値の低い曲」の様な間違ったイメージが持たれていますね。バッハのインヴェンションが芸術作品である事は論を待ちませんが,「バッハ=インヴェンション/シンフォニア=練習曲=価値が低い」と,まあとんでもない短絡思考をする方がいますね。
スカルラッティのソナタもそうですか。たしかに声楽曲カンタータと対比する単なる器楽曲ソナタという意味のようですね。
ソルの練習曲も100曲以上あり,どれも優れていると思いますが,やはり彼が妥協せずに書いたOp.6と29は別格だと思います。
by Enrique (2017-06-29 09:54) 

kazg

まったくの「門外漢」ですが、ここちよい演奏に、「門外漢」なりに、こころひかれました。
by kazg (2017-06-30 18:32) 

Enrique

kazgさん,私にとって結構大変な曲です。ソルのセゴビア版練習曲集の卒業曲でもあります。何とか四苦八苦の演奏とならずに,ここちよく感じてもらえれたとすればありがたいことこの上ないです。
by Enrique (2017-07-01 05:22) 

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