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認識のあいまいさ~サイズの認識~ [雑感]

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前回電圧と電流の大きさについて考えてみました。
一般の認識と実際のズレについて例をあげて見ました。まだ電気は目に見えにくいので無理は無いにしても,目に見える寸法に関しても,無茶な例があります。

「ミリ単位の調整をしている。」とか,「1ミリたりともありえない。」とか,それぞれ使われる場は異なっても,ミリメートルの単位というものを非常に小さなものという感覚で捉えているようです。しかしモノ作りの現場からしたら,ミリ単位の調整なんてそんな粗っぽいものはあり得ません。

称賛?している積りなのでしょうが,名工の工作に,「ミリ単位の調整」なんて大変失礼な言い草です。

手作業で,ミクロン(千分の1ミリ)単位の加工をやります。機械加工などの定盤には手作業でミクロン単位の凹凸をつけます。

名人の出す鉋クズの厚みは3ミクロンくらいまでになるそうです。ミリ単位の工作などどんな無茶な事をやるのでしょうか?紹介する側にものづくりのセンスなどまるで無いことを告白している様なものです。そんなおバカな紹介をしているTV番組などはそっぽを向いてしまえば良いのでしょうが,「ふーん,そうなのか~」なんて見ていたら,ちょっとヤバいです。

どうもうちの妻などを見ていると,長さの単位は[cm]のようです。そうしますと,[mm]はそのきざみの1/10だから,大変細かいものだという認識の様です。

1円玉の直径はぴったり20mmですが,一般の認識ではどのくらいの大きさで捉えられているのでしょうか?1cmから2cmの間くらいの認識でしょうか?「1円玉の直径は1cmか2cmか?」と聞いたら1cmと答える人も結構いるかもしれません。

標準の交通標識のサイズは丸型が直径60センチ,正方形が90センチ角ですが,遠目に見るせいかもっと小さく見ていないでしょうか?

現代人は重いものを持てなくなっているという記事を書きましたが,超精密な品物に囲まれている半面,それらの中身への想像力は言うに及ばず,表面的なサイズに対するセンスも鈍って来ているのではないかと思います。
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アヨアン・イゴカー

反射鏡やレンズ磨き職人の腕、ミクロン単位で凄まじいものがありますね。
ミリなど言ったら即刻首でしょう。
by アヨアン・イゴカー (2018-02-10 23:23) 

Enrique

アヨアン・イゴカーさん,全くです。
現在は民家の木材加工でさえ0.1mmの加工精度のようです。木材の場合は伸縮変形がありますからむやみに精度を上げるよりも,木目を見る方が重要とは思いますが。
光学機器や金型の加工などはすさまじい職人の世界でしょう。CNC工作機械でもなし得ない領域に人間技が挑んでいます。
いずれにせよ,ミリ単位の工作などとというのは失礼を通り越して罵倒の言い草としか言えません。
by Enrique (2018-02-12 07:51) 

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