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カッコウ鳥の季節 [雑感]

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今年もカッコウ鳥が近所で鳴いています。近くに寄って来て2,3羽競演となるとうるさいくらいです。

カッコウ鳥といえば,他の小鳥の巣に卵を産んで,いち早く孵化した雛が被害の鳥の卵を捨てて育てさせるという,被害者の小鳥の母性本能のみをを利用したなんとも酷いずる賢いやり方です。なんでもカッコウ鳥は体温が低くて自種で抱卵できないために編み出された方法だそうですが,何ともやりきれないものです。

このカッコウ鳥の声は子育てのずる賢さとは無縁の様にのどかです。もっとも他の鳥と同様に派手に鳴くのはオスで,メスの鳴き声は地味なものです。そのオスだって営巣の手伝いすらしないのですから同罪でしょう。

それはそうと,カッコウの鳴き声は古今の作曲家を刺激した様であちこちで使われています。本ブログでも何回か取り上げました[1], [2]。さして大きくないあの体で,しかもキジの様な激しい鳴き方ではなくて,如何にものどかでかつソフトな音質であれだけそこここに響かせるのは物凄いテクニシャンです。子育てをサボる分鳴き声に特化しているのでしょうか。声を含め,アコースティック楽器の真髄の様に感じます。

私が木に登ってギターを弾いて,周辺までこだまして聞こえるかどうか全く自信がありません。ラスゲアードでもやったら別でしょうが,それではキジと向こうを張っている様なものですから,カッコウと対抗するためにはプンテアードでソフトかつレガートな音で対抗しないといけません。

キジの鳴き声は,よくケーンケーンとか比喩されますが,私にはギャーと喉を振り絞って鳴いている様に感じられます。それに比べカッコウは喉を開いて脱力して良く音を響かせている感じがします。発音機構こそ異なりますがギターでの音の出し方にカッコウ方式が活用できたらなどと白日夢を描いています。

過去に触れた記事:
[1]カッコウの実態
[2]カッコウの鳴き声とピッチについて
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アヨアン・イゴカー

川崎市北部に住んでいた子供時代には、夏休みの日中は蝉時雨が五月蝿くて、どうして蝉はこんなに五月蝿いのかと嘆いていました。とは言うものの、それは盛夏の風物詩でした。その数もどんどん減り、蝉時雨など聞くことはなくなりました。
ホエザルと言うサルの声は、五キロ先まで届くと言われていますが、類人猿や人類は最も騒音(大音響)を出す種ではないかと最近考えるようになりました。こんなことを言うと怒られましょうが、特にオペラ歌手^^;
by アヨアン・イゴカー (2018-06-09 09:55) 

Enrique

アヨアン・イゴカーさん,
ワイングラスを声に共鳴させて割るオペラ歌手いたと思います。確かに凄まじいものがあります。
もちろん絶対的な音量もそうなのですが,絶対的な音量が無く,かつソフトな音質でも,よく響く,よく通る声,というのがあると思います。カッコウの鳴き声にその秘密があるのかな?と思った次第です。
by Enrique (2018-06-09 10:17) 

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