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暗譜に関して(過去の事例7) [演奏技術]

少しバッハを離れたので,また回帰したくなったが,ここは趣向を変えてリュート曲以外のものに取り組んだ。

昔少しやっていたチェロの3番をやることにした。承知の通り,バッハのリュート曲と言われているものは,BWV995~BWV1000とBWV1006aの合計7曲で,995番がチェロ組曲5番からの編曲で,組曲3番と言われたりする。1000番と1006aはそれぞれ,バイオリンソナタ1番とパルティータ3番から,前者はフーガ単品,後者は全楽章バッハ自身による編曲といわれている。

バッハ自身編曲したのだから,未編曲のバイオリンやチェロ曲もリュート(ギター)に編曲しちゃえという発想は当然あり,1006番以外のヴァイオリン曲や995番以外のチェロ曲もギターでよく弾かれる。楽器に依存しないバッハの音楽の普遍性もそうさせる。チェロ曲はバイオリン曲に比べ音が大味と言うか大づかみな感じはする。しかしこのことは,言い換えれば最も贅肉のそぎ落とされた,バッハの音楽のエッセンスと言えなくもない。清水靖晃氏によるテナーサックスでの演奏が一世を風靡したことがあった。もう一人のカオリさんである藤井香織さんのフルートでも演奏された。無伴奏フルート曲が逆にギターで演奏されたりもする。デイビッド・ラッセルの編曲譜などがある。チェロやバイオリン曲はすでにギターの定番なので,フルート曲のギター版は新鮮だったりする。デニス・アザバジックも弾いていた。

発表会の演奏はどうだったかというと,組曲から3曲は厳しかった前例を学習し,2曲に絞った。プレリュードとブーレI,IIである。なぜか,今まで取り組んだ組曲のプレリュードは998番も含め,下降音形で始まる。

学習効果が少し出たせいか,ひどくはあがらなかったが,プレリュードはよく歌えなかったせいか,メモリースリップしたところがあった。ブーレI,IIは構造が単純で忘れようがなかったためか止まることはなく,部分的には弾きたいように弾けた箇所もあったが,トリルが入らなかったり,上ずった演奏は否めない。編曲は独自に鍵盤小品風にカウンターバスを入れているところがある。
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