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蝶・雑感 [雑感]

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楽器を弾くと言う行為について考えました。

ムダとは何か?をつきつめて行くと,楽器を弾くと言う行為そのものがムダだと。
ツメの議論をしている時,「介護の仕事は出来ないですね」というコメントをいただきました。確かに介護に限らずできない仕事は多いでしょう。ツメは邪魔以外の何ものでもないですから,自ヅメで楽器を弾いているなんて,ムダな行為です。バレーやバスケなどの球技は絶対にやりませんし,キャッチボールだって危ないですね。やるとしたら左投げです。つきあいでやらなければならないボーリングは左投げです。

楽器を弾く事じたいをムダとはしなくても,楽器のうちの,ギターの,しかもモダンクラシカルギターを現代の標準的なモダンクラシカル奏法で弾くのにツメが必須なのです。ギターでもピック奏法などならツメは要らないわけですし,指で弾く場合でもツメを使わない指頭奏法もあります。フィンガーピッキングなる不可思議な用語もあります。要は玉ねぎの皮をどこまでむいて止めるかであって,最後までやっちゃったら何も残りませんし,最初から食えないものだと投げ捨てられる可能性もあります。

フランス・バロックから装飾符を取り除いたら何も残らない,と言われます。そのジャンルでの装飾符の重要性を言っているのでしょう。そこでは装飾こそ音楽。古典派以降の音楽では,装飾符は文字通り装飾です。ショパンは少し情けなくなるかも知れませんが,音楽の骨格にはあまり寄与しなさそうです。そのように楽器や奏法のジャンル,音楽の時代様式などによっても要不要,エッセンシャルかトリヴィアルかが異なってくるでしょう。

天才少年の出現により,将棋がブームの様です。AIの方が強くなってそうなご時世ですが,やはり人間がやるというところに意味があるのでしょう。当然な事ながらウソやごまかしは利かないところに魅力があるのかも知れません。しかし,これも虚心感懐に考えれば人工的なゲームにプロが勝負をかけるのですから,すごいモノです。音楽に美術の芸術活動はもちろんのこと,ゴルフに乗馬に登山にあらゆるスポーツ。どれをとっても人間の生存そのものには直接関わらないムダなものだから,全くやらずに済ませられますし,ハマって人生賭けるのもアリなわけです。

ブログ開始直後に書いた記事を思い出しました。故・北杜夫氏の文章です。記憶で書きますので,表現は不正確です。
山の中で長竿を持っていると,出会った人に声を掛けられます。
「釣りですか?」
面倒なので,テキトウに言葉を濁していると,更に突っ込まれて,
「何を釣るんですか?」
ああめんどくさい。しようが無いのでテキトウに,
「アユです」
などと答えます。
「こんな山の中にアユはいるんですか?」
そそくさ逃げるしかないわけですが,相手は犯罪のにおいを感じていると。

私自身,長竿を使ってゼフィルス類(ミドリシジミ類)の採集をした事があるので,このくだりはものすごく良く分かるのですが,一般の方には余りピンと来ないでしょう。プロアマ問わずクラシック・ギタリストのツメというのも,特殊な蝶採集家の長竿と同じだと書いたはずです。

最近すこし似たような経験をしました。
郵便局の窓口で,普通郵便で120円と140円を使う事があるので,60円切手と80円切手を貰おうと思い,残った年賀はがきや書き損じのはがきとの交換を依頼しました。60円切手と80円切手があれば,組み合わせでどちらにも対応できるからです。しかしながら,窓口のおねえさんは,私が郵便料金が上がっているのを知らない人だと決めつけたようで,
「今ははがきが62円,手紙が82円です」
と言って譲りません。「ああメンドクサイ」と思いながらも,
「額面が60円や80円の切手は無いのですね?」
と聞いても,やはり,
「今ははがきが62円,手紙が82円です」
と怒ったように返します。

プロのおねえさんに説明するのが面倒になってきたので,
「では120円切手を下さい。」
と言いました。さすがにこれは対応してくれましたが,120円切手を数枚もらって残りが95円になってしまいました。面倒なので,90円と5円と言いましたら,
「90円でなく92円ですね!」
と返され,92円切手と3円切手をもらいました。
92円切手は25g越えの定型封書に使うので良いのですが,120円切手と言った時点で気づいてくれると思ったのですが,まだ私の当初の意図にはお気づきになっていないようでした。
やはりそそくさと逃げるのがイチバンのようでした。

今は無いオオムラサキ切手。
額面の改訂は時々ある様です。
60円切手と80円切手があれば,
60円+2円ではがき,
80円+2円で25gまでの定型封書,
60円+60円で50gまでの定型外普通郵便,
60円+80円で50g~100gまでの定型外普通郵便,

と,様々な普通郵便を使い分けるには,60円切手と80円切手の組み合わせに2円切手で調整するのが私にはベストだったのですが,無いものは仕方がありません。
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REIKO

今、日本郵便のサイトで調べてみたら、ほんとに60円や80円切手って無くなったんですね!
10円刻みのは残っているとばかり思っていました…
私も額面が十数円の切手よりも、キリのいい額面+(10円未満の)端数切手の方が好きです。
半端な額面の切手は、その後また料金が変わると、使いにくい&古い切手だと相手に分かってしまうので。
特殊(記念)切手も現行のハガキや封書の金額に合わせて発行されるのが普通で、後年使いたくなった時に困るんですよね。
もっとも昔、封書が62円の時に買った「全国都道府県の花」切手シートが使いきれずに残って、今度はハガキに使えるようになったのは苦笑いでしたが。
by REIKO (2018-04-14 17:27) 

Enrique

REIKOさんも分かっていただけますか。
必ず無駄が出ますし,62円,82円というのは,定型以外に流用するのに大変使いにくいです。窓口の人だから分かって貰えると思ったのがマチガイでした。
昔の切手少年としては賑やかに2,3枚貼るのは好きですが,流石にそれ以上ですとちょっと嫌味で,間に合わせたみたいな感じになりますでしょうか。1枚ポッキリだとちょっと寂しいですね。端数を埋める8円切手が無いのが不親切ですので,ハガキ8円時代の切手でも入手するのが良いでしょうか(その前は封書8円の時代もありましたね)。
by Enrique (2018-04-14 19:48) 

プー太の父

私が小学生のころに記念切手ブームが始まりましたが
私の父が死んだときにすごい数の記念切手を残してくれました。
切手ブームなどとっくの前に終わっていたので
私にとっては使わなければただの紙くず同然。

封書、小包、定型外、ハガキに交換、現金書留にも
ベタベタ張り付けて利用したりして20年くらいかけて
ようやく使い終わりました。
50円切手が主でしたが、1円、5円、15円、20円切手
なども多くて使うときの組み合わせも苦労しましたが
いま思うと1964年の東京五輪の切手は使わないで
とっておけば良かったなと思っています。


by プー太の父 (2018-04-15 16:39) 

アヨアン・イゴカー

>窓口のおねえさんは,私が郵便料金が上がっているのを知らない人だと決めつけ
これは恐らく親切に、教えてくれようとして言っているのだとは信じたいですが、相手の真意を量ろうとしない正しくないコミュニケーションの例ですね。Enriqueさんの苛々がよく分かりました。
自分も、思い込みで人と話すことが多いので、気をつけなければと思いました^^;
by アヨアン・イゴカー (2018-04-16 00:42) 

Enrique

プー太の父さん,貴重な切手も含まれていたのかもしれませんね。
モノによってはバブルの頃とかは大暴騰していましたが,その後多くの記念切手が額面価格そのものになったようです。プレミア価格で無くて額面価格で購入されたものであればトントンでしたでしょうが。
確かに東京五輪の切手を額面で使っちゃったのはもったいなかった気もしますが切手本来の機能を使ったわけですからOKでしょう。プー太の父さんから郵便物をもらった方はさぞ幸せな気分になれたのではないでしょうか。きれいな切手が貼ってあると私も嬉しいですので。
by Enrique (2018-04-16 09:46) 

Enrique

アヨアン・イゴカーさん,いらっときた事は確かです。
多くの客向けの対応をしたのでしょう。60円80円の額面切手が無いのが前提のおねえさんと,あると思っている此方との間のミスコミュニケーションなわけですが,窓口ですから,素早く済ませたいと言うプレッシャーもありますので,こちらの個人事情をくどくどと説明する気も起りませんでした。
先方プロですから普通郵便で120円や140円の料金設定がある事を百も承知で対応してくれるものと思ったのがマチガイの様でした。彼女は切手の料金表が全て。ヘンな客の我儘にいちいちつき合っていては非効率ですので。この件は彼女のせいではなく,キリの良い額面切手が無いところにトラブルの芽があると思います。
とはいえ相手の真意を図らずに表面的対応をするとトラブる例ですね。
性向・趣味・趣向が一致していれば,気を使わずに好きな事を言っていても話は合うのですが,そうでないとまるで話が通じない事を経験しました。これがわかりやすい一例ですが。
by Enrique (2018-04-16 10:01) 

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